1月26日から30日の1週間、大阪市立大学より山本啓雅博士がいらっしゃいました。今回の先生の訪問目的は、コミュニティ緊急対応チーム(CERT)トレーニングへの参加と、Citizen Corps及びアメリカにおけるコミュニティ災害教育プログラムについての調査でした。
コミュニティ緊急対応チームトレーニングは月曜日から金曜日まで、毎晩6時から9時までの3時間行われ、先生はIIGRの教育訓練・研究部長であるボズナーとともに参加しました。トレーニングは、応急手当や消火器の使用方法、インシデントコマンドシステムなど基本的な緊急対応に焦点が当てられ、最終日にはテーブルトップエクササイズも行われました。トレーニングには多種多様な背景を持ち、それぞれの分野で活躍されている人々が多数参加されており、先生は全てのトレーニングを終え、公的な履修証明書を授与されました。
トレーニングへの参加に加え、山本先生は、医療予備隊(MRC)プログラムやコミュニティ緊急対応チームに関連するプログラムなどのヒアリングを行うべく諸機関も訪問されました。
先生は今後これらの知識を活用し大阪でのコミュニティ災害教育プログラムの強化に尽力されるようです。